テロのグローバル化 globalization of terror 2003 11 21
テロについては、十二分に、警戒しなければならない。
アメリカでは、警戒が厳しいので、テロは起きないかもしれないが、
アメリカ以外の国で、テロは、高い可能性で、起りうる。
日本の場合は、自衛隊をイラクに派遣した時に、
テロが起る可能性がある。
テロは、いつまで続くか。
それは、アメリカによるイラク占領が終わるまで、続く。
それまでは、世界のあちこちで、テロが起る可能性があります。
また、テロは、意外なところで、意外な時間に、発生する可能性があります。
意外なところは、警戒が薄いのです。
それは、どのような場所か、あまり、皆さんは、気づいていないようですが、
それを、ここに書くと、テログループに利用される可能性がありますので、書きません。
いずれにせよ、「テロのグローバル化」は避けられません。
ともかく、アメリカ本土は、警戒が厳しいので、テロの可能性は低いですが、
アメリカ以外の国で、
アメリカを象徴するものに対するテロの可能性は、かなり高いと言わざるを得ません。
アメリカ以外の国は、テロに対する警戒が薄いのです。
それにしても、残念な思いをするのは、ある本のことです。
「イスラム社会は、なぜ没落したか?」という本です。
この本について、日本の大学教授が、書評で、
「古色蒼然としている。」と書いていますが、
私も、読んだ時に、そう思いましたし、
また、これは、近視的な発想だと思いました。
さらに、あわてました。
万が一、この本を読んで、政策決定をした場合、
重大な間違いになると思い、あわてたのです。
今となっては、「後の祭り」かもしれません。
だから、非常に残念で仕方ないのです。
歴史というものは、循環しているのです。
西洋が栄えれば、東洋は静かになり、
東洋が栄えれば、西洋は静かになる。
この繰り返しです。
だから、今は、西洋が栄えているように見えても、
500年後は、西洋が栄えているとは限らない。
西洋が没落している可能性もあるのです。
その時、東洋の学者が、
「西洋は、なぜ没落したか」という本を書いた時、どう思いますか。
「後の祭」(あとのまつり)
時機に遅れて、どうにも仕様のないことのたとえ。